Appleは、iOSセキュリティコミュニティに深く関わってきたフォレンジックコンサルタント兼セキュリティ研究者のジョナサン・ジアルスキー氏を雇用しました。ジアルスキー氏は昨年、AppleとFBIの対立において、政府による主張に対し、自らの技術的専門知識を積極的に主張しました。
ジジアルスキー氏は自身の個人ブログでこのニュースを公表した。
このたび、Apple のセキュリティ エンジニアリングおよびアーキテクチャ チームの役職に就くことになりましたのでお知らせいたします。セキュリティとプライバシーの保護に情熱を傾ける、同じ志を持つ仲間たちと一緒に働けることを大変嬉しく思っています。
この決断は、長年にわたり私の良心の問題と感じてきたことの終結を意味します。プライバシーは神聖なものであり、私たちのデジタルライフは、私たちの興味、心の奥底にある考え、そして愛する人さえも、私たち自身について多くのことを明らかにする可能性があります。プライバシーを守るという情熱を共有する、素晴らしい人々と共に働けることを大変嬉しく思います。
Zdziarski 氏の名前は、長年にわたる iOS セキュリティ関連の多くの記事で知られているかもしれません。
FBIのセキュリティに関する話題が注目を集める以前、ジジアルスキー氏は、AppleがiOSにバックドアを持っていると主張して注目を集め、著名なセキュリティに関する話題で解説や見解を述べ、人気アプリのセキュリティ上の欠陥を発見していた。
昨年夏、AppleがiOS 10カーネルを暗号化していないことが発覚した際、Zdziarski氏はその理由の一つとなる仮説を提示しました。Zdziarski氏は、2009年にNESエミュレータがアプリ審査を通過しApp Storeに登場した頃から、私たちの注目を集めていました。
ジジアルスキー氏が正式にAppleに入社した今、このような奇行（そして有益なコメント）はなくなるだろうと予想しています。しかしながら、彼のセキュリティに関する専門知識は、Appleにとって大きな財産となるはずです。
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